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執筆者の写真Yoshie Ueno

唇のケア



りせさんだけでなく、あかねさん、バンさんからも唇のケアについてのご質問をいただきました。唇のコンディションは演奏に即影響してしまうので、いつも良い状態で保ちたいものですね。


私も何度も苦しんだ経験があり、長年かかって自分に合った方法を見つけました。

以下にご紹介しますが、こればかりは体質や環境によってかなり違うので、参考程度に読んでくださいね。


唇を舐めない 

唇が乾燥しておかしいなと感じ始めたら、気になって無意識に舐めてしまうことがありますが、私の経験上、これで良くなったことはまずありません(むしろ余計に乾いて悪化してしまいます)。違和感を感じたら「絶対に舐めないぞ!」という強い意志を持って、リップクリームを塗ったり、マスクをしたり、部屋の湿度を上げたりという対策を取ります。


免疫力を上げる

免疫力が低下すると、まず身体の弱い部分(粘膜など)にトラブルが起きやすいといわれます(唇や口腔内など)。そのためにも、できるだけ体調を安定させるように日頃から気を付ける必要がありますし、唇に違和感を感じ始めたら、休みたいという身体からのサインだと思って、できるだけ休養を取ることも大切です。


常にリップクリームを持ち歩く

薬局に行くといろいろなメーカーのリップクリームが売られています。その中で、自分に合うベストなものを探してみましょう。私は唇が分厚く感じるようなものは苦手で、良くなじむものが好きです。管楽器の友人を見てみても、みんなそれぞれ愛用しているものがありますが、面白いくらいにバラバラです。ぜひ色々試しながら、ご自身にぴったりのものを根気良く探してみてください。


外出する時には必ずリップをカバンに入れておいて、直射日光に当たる時、乾燥した風に当たる時 には保護のためにすぐ塗れるようにしておくと良いと思います。また、私はベッドサイドに常備して、寝る前には必ず塗るようにしています。



以上、すでにされていることも多いと思いますが、取り入れられそうなことがあったら試してみてくださいね。


唇に頼らないで演奏できるのがベスト

ここまでケアについて細かく書いてきましたが、本来は、唇に頼らず、息のコントロールで音色を作ったりニュアンスを付けたりするのが理想です。唇をぎゅっと締め付けないように気を付けながらしっかり息を流せば、唇の小さな変化にストレスを感じることがグッと減ってくるはずです。特に女性には難しいことですが、少し意識するだけでも違ってくると思います。


ケアと奏法、両方の面から対策を取りながら、お互い毎日気持ち良く演奏できるように努めましょうね。

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